成熟社会はランドセルの色も自由な時代

未来を生きる子供たちに、どのような力を付けなくてはならないかを述べる前に、これから子供たちが生きる未来(そして現在)はどのような社会なのかを知る必要があります。

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20世紀は《成長社会》で、世の中の物事に正解が1つありました。だから、その正解を早く導く力が求められたのです。この時代は【みんな一緒】の時代でした。

ところが、21世紀になり《成熟社会》に突入し、世の中に正解がいくつもあるようになりました。【それぞれ一人一人】の個の時代です。

その違いが分かりやすい例は、ランドセルです。今のお父さん、お母さん世代までのランドセルは、男の子は黒、女の子は赤だったのではないでしょうか?

今はどうでしょう。大手スーパーにいけば24色のランドセルが並んでいます。

そういうことなんです。電話も、一家に1台の黒電話の時代から、一人1台の時代になりました。

今の子供たちはこういう時代を生きていくのです。ですから、私を含め、今の大人が身に付けてきた力とは、別の力が必要だということが分かると思います。